ああああちょっとエッチなロボット漫画！？
エンディングまでに駆けるコドモ葛藤や決断、人間らしさを考えさせられる
SFロボットバトル！
漫画版ダリフラ読了。最終巻だったか。
ダリフラの漫画だし買うかと思って買い始めたら矢吹健太朗漫画だったでござるってやつ。
原作ありきとはいえ、物語はifで終わる。
To LOVEる で培った絵にBLACK CAT の時のような少年漫画らしさが両立していて、矢吹さんの漫画としてもいい作品でしたね。 pic.twitter.com/BDijnPE6fo— 死仁 士希（sini-siki） (@ajtdmwg_o_d) April 11, 2020
「ToLOVEる」の著者・矢吹健太朗が漫画化し、アニメで一躍話題となった『ダーリン・イン・ザ・フランキス』。
生きること、命が生まれる大切さを改めて感じられる漫画になってます！
当記事では『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のあらすじや注目キャラ、見どころ、ネタバレを含めて網羅して紹介していきます。
当記事を読んで、より『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を理解して楽しんで読んでみください！
当記事では、まだ読んだ事がない方向けの内容と、読んだ後のネタバレ内容がございます。
まだ読んでないという方は下記のアプリ・Webサイトで読んでみる事をお勧めします。
目次
漫画『ダーリン・イン・ザ・フランキス』とは？基本情報
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
| 基本情報 | |
|---|---|
| タイトル | ダーリン・イン・ザ・フランキス |
| 作者 | 矢吹健太朗 |
| 出版社 | 集英社 |
| 連載誌 | 少年ジャンプ+ |
| 発表期間 | 2018年1月14日〜2020年1月26日 |
| 巻数 / 話数 | 全8巻 / 全60話 |
| ジャンル | 恋愛 / ラブコメ / SF / ファンタジー / バトル / ロボット |
まにら
アニメでは、映画「プロメア」を制作した「TRIGGER」と「SAO」等を手掛けている「A-1 Pictures」のコラボレーションという豪華な製作陣！
アニメと漫画では描写が違う場面もあるので、アニメ見た方でも読んで欲しいね。
さき
漫画『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のあらすじ・概要
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
エネルギー源「マグマ燃料」の採掘により環境破壊が進んでしまった世界。
人間が暮らすには厳しい環境で生き抜くため、人類は「巨大移動要塞都市」を建造し、その中で生活していた。
しかし、謎の巨大生物・叫竜（きょうりゅう）が出現し、これに対抗するために科学集団「APE」は、フランクスという男女2人乗りの巨大兵器を開発。
そのパイロットの操縦士・パラサイトをするコドモ（子供）を育てていた。
パラサイトである本作の主人公のヒロは、ある日、叫竜の血を持つ少々・ゼロツーと出会い、2人はパートナーとなる。。。
ヒロとゼロツーを中心に、パラサイトの子供たちが困難に立ち向かう展開になっています！
漫画『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の魅力や見どころ、考察ポイント
- 全てのロボット漫画の良さを詰め込んだ王道ロボ漫画！
- パラサイト葛藤や恋模様、複雑な人間関係
- 終盤の衝撃の展開
全てのロボット漫画の良さを詰め込んだ王道ロボ漫画！
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
本作は「エヴァンゲリオン」や「ガンダム」などの、ロボット漫画良さを詰め込んでいます。
世界観の軸として、巨大生物と巨大ロボが戦うという設定で、その操縦者が男女2人という他作品とは違った仕組みがあります。
男女2人の相性や信頼関係、心が繋がっていないと、ロボは上手く機能しません。
シンプルにロボットの強さだけではなく、人間関係も強さに反映されるのも見所です。
まにら
僕はそこまでロボ漫画読まないんだけど、ダリフラはかなりハマりました！
女子でも結構読んでいる人多いよね。
さき
パラサイト葛藤や恋模様、複雑な人間関係
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
コドモ達のが葛藤・衝突など、人間とは何から始まり、恋模様などが描かれています。
人間とは何か、オトナ達の言う事は当たり前なのか、どうやって人が産まれるのかなど、読んでいて考えさせられる要素が面白さのひとつになっています！
また、ロボットに乗る男女2人がエロいんですよね。
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
男の子が女の子のおしりを操縦するような姿勢で、時折女の子が感じてる声を出したりと。
終盤の衝撃の展開
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
序盤から中盤にかけては、ロボット漫画の面白さを詰め込んだ王道の展開で、評判も非常に良いです。
しかし、終盤にかけて衝撃の事実が発覚したり、コドモ達それぞれが下す決断や行動、胸の内を明かすシーンが見所となっています。
バッドエンドか、ハッピーエンドか、展開がどうなるか分からないハラハラ感も味わうことが出来るのではないでしょうか。
漫画『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の登場人物・キャラクター
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』には魅力的なキャラクターが揃っています。
- ヒロ
- ゼロツー
- イチゴ
- ゴロー
- ゾロメ
- フトシ
- ミツル
- ミク
- ココロ
- イクノ
- フランクス博士
- 七賢人（パパ）
ヒロ
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
本作の主人公。元々名前の無かったコドモ達に、名前をつけた名付け親であり、パラサイト養育施設の特別クラスで中心的存在だった。
幼少期は神童と呼ばれていたが、物語開始以前にフランクスを扱う能力を失い落ちこぼれとなる。
ゼロツーとの出会いで、ストレリチアを起動させてことから、ゼロツーのダーリンとしてパートナーになる。
ゼロツー
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
本作のヒロインであり、本名は「Code:002」。
叫龍の血を引いていることから、頭には赤い二本角が生えている。男女2人で乗るフランクスでは、圧倒的な強さを持っているが、パートナーの男性を３度目の出撃で必ず死ぬことから「パートナー殺し」の異名を持つ。
APE直属特殊親衛部隊「9’s（ナインズ）」のエリートパラサイトで、同部隊の面々からは「9’ι（ナインイオタ）」というコードネームでも呼ばれている。
イチゴ
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
第13都市部隊のリーダーであり、ヒロに対してを昔から恋心を抱いている。
そのためフランクスに乗れなくなった幼馴染のヒロを気にかけ、ゼロツーに対してライバル心を燃やしている。
ゴロー
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
ヒロやイチゴとは幼少期からの親友で、フランクスの相棒のイチゴには好意を抱いている。
仲間に対する気遣いを兼ね備え謙虚な性格なため、イチゴの気持ちを壊さないためにも一歩引いて2人を見ている。
ゾロメ
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
感情に任せて行動することが多く、オトナへの憧れが強い。
作中に都市中心部に舞い込んだとき、老婦人のオトナと出会い、オトナの生活を一部垣間見る。
フトシ
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
体型がぽっちゃりしており、何かを食べていることがおおく、マイペースで常識を持っている。
パートナーのココロに対して好意を抱き、作中でもあからさまにアタックしているような描写も見える。
ミツル
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
クールで冷めた性格をしているが、少々気は病弱ながらヒロとは仲が良かった。
しかし、ヒロと交わしたとある約束をヒロが忘れていることからヒロに対して対抗意識を抱いている。
一度ゼロツーとストレリチアに乗ることがあるが、あえなく体をボロボロにされる。。。
ミク
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
陽気で活発な少女だが、わがままで負けず嫌いな側面もあり、ゾロメとパートナー。
容姿端麗でツインテールという理想の美少女であり、内面もしっかりしている。
ココロ
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
おっとりした性格で男子からはマドンナ的な存在。
フトシとはパートナーだが、苦悩の多いミツルの事を心配し、次第に恋心も僅かだが抱いている描写がある。
作中で誰でもが知らない出産に関する本を見つけて以来、ミツルから好意を告白され、関係が発展していく。
イクノ
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
趣味は読書の、ミツルのように冷静なキャラクター。
イチゴの前では感情を出すことが多く、淡い恋心を抱いている。
ミツルとはパートナーだが、相性は悪く不安定になることが多い。。。
フランクス博士
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
フランクスの生みの親あであり、体の一部が機械化した老人。本名は「ヴェルナー・フランク」。
ゼロツーの保護者的立ち位置で、ゼロツーとヒロのコンビニは期待しており、第13都市部隊の面々を「実験」と称して監視している。
七賢人（パパ）
アニメ公式サイトから抜粋©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
「パパ」と呼ばれる、パラサイトやフランクスの運用計画を仕切っている。
白い礼装と仮面に身を包んだ7名のオトナたちで、コドモにとっては指導者・神様的存在。
少なくとも数十年以上前から活動しており、人類の不老不死化やプランテーションの製造を推し進めてきた。
漫画『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のネタバレや内容・感想
- 「オトナ」と「コドモ」の支配関係
- バッドエンド感が否めない終わり方
「オトナ」と「コドモ」の支配関係
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
本作の終盤で明かされる「オトナ」と「コドモ」の関係。
「オトナ」はマグマ燃料によって不老不死にになっており、その代償として生殖機能を持っていません。
しかし、叫竜の登場により、これに対抗するフランクスを動かす必要があり、フランクスを動かすには、男女で生殖機能を持ち合わせた人間でないと出来ないのです。
そのため、オトナは生殖機能を持ち合わせた不老不死になる前の人間から、コドモを生み出しパラサイトとして教育したのです。
「叫竜を倒すために生きている」と洗脳されてきたコドモたちは、オトナ対しての不信感や反発精神など、成長する姿が伺われます。
まにら
命とは何か、自由とは何かを感じさせられます。
バッドエンド感が否めない終わり方
©︎「ダーリン・イン・ザ・フランキス」矢吹健太朗＠集英社
アニメのレビューでも多いですが、割と後半は落胆する人が多いようです。
終盤の宇宙展開と転生エンドに対しては賛否両論（というか否定的意見がほとんど）。
ゼロツーとヒロが人間社会を取り戻すためのカギとなったと考えれば、両名には悲劇的ですが救いはあると思います。
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『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のネタバレと感想まとめ
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』は、人間らしさとは？自由とは？命とは？という現代で無視されている問題提起しているような物語に思えます。
オトナ達に支配されていることに対して、コドモ達が自分で考え、葛藤し、決断し、行動する。
現代の当たり前と言われている固定概念や命の大切さなどを、あらゆる方面で訴えかけられるような漫画になっています。
単純に面白いだけでなく、色々考えさせられる作品となっているので、是非１度読んでみてください！